ご飯食べたいーで共感する深夜
お腹が空き過ぎて、さえずっていた。
いつもより早く仕事が終わり(と言っても日が変わる前に終わった程度なので通常運転で遅い)、明日は自分の担当でもないしと、意気揚々と、余裕をぶっこいていたからだと思う。
米を研ぎ、炊飯し、炊けるところまで順を追ってさえずるバカがここにひとり。
時間と年齢考えろや!!と言われてもしょうがない、情けないさえずりを、妙なテンションでしていた。
「ご飯食べたいー」
・・・と弟から連絡が来る。
え?
ん?
あれ?
見てますよね、今のさえずり。
マジか。
前から薄々感じてはいた。仕事の方は見てると思っていたが、よもや個人のまで見ていようとは…マジですか。
とりあえず炊きたてのおいしいご飯の写真を送りつけて、優越感に浸る。
「たべたいー」
・・・カッコわるい、俺。可愛げないぞ。自分だって、とりあえず一人はさびしいのだ。にーさんは仕事モードだし、絶対こっちに気持ちが傾くわけもないのがわかっているから仕方がない。それが近づけば近づくほどわかる・・・最近、特に、さびしいのだ・・・言い訳。
仕事のことで声をかけたかったらしい。所用を済ます。
あ、そうだ、この間はだまって行ったしな(結果言っちゃったけど)と思って、とりあえず年末行くぜーと返した。勝手な思い込みだが、こういう仲間的なところで彼の仕事現場に行く人はそう多くない感じがしている。
いやーもう連泊でっせ、あっはっは!とちゃかしたら「俺の部屋に泊めてやる!」だって。
・・・・・・はい?
一瞬ドキッとしたものの、冗談だなと思って『マジかーww』などと乗っかって返していく。それからも謎のイラストが続くので、とりあえず乗っかる俺。おふざけは嫌いじゃない。
最終的に「抱いてやるぜ☆」と来たので、
『受けて立つわ!』と謎の返し笑。おまけに“21世紀にしてモテ紀の予感”とイラストを送り返してやった爆
そしたらまさかの「うそ!その気ある?」なんてきたもんだから、とりあえず憤慨と爆笑と照れとない交ぜになるっていう謎の感情。ちょっと嬉しいのが悲しい。どう考えたってさびしさ紛らわすための道具扱いじゃないか。その対象に置いてくれたとしても、感情が無いのは、さすがに、今の距離感で、後が辛い。
てなわけで、おいおいおいおい、お前いくらなんでも調子乗り過ぎだろうよ!!こっちがそれに照れながら「お願いします…」なんて言うと思うか!?そんなことしたら関係だだ崩れでしょうよ。その場のノリで抱かれてたまるかってーの!!と怒りのみがふつふつ。
ここまで来て、はっと気づいた。
デジャブだ。
2月のデジャブだ。
試しに石を投げいれてみた。
『・・・さては、酔ってますね?(壁ドン)』
「余裕で酔ってる^ ^」
・・・からかうのも大概にせぇ!!と憤慨しつつも、ちょっとだけホッとした。マジで言われてたら、すげー困るから。
まぁあとは酔っ払いに何言ったってしょうがないのだし、酔ってるのさえわかればこちらの発言の威力はその後さほど強くないので、ゆるく行くことにした。このへんの酒の入った時の動向は、年初め頃に嫌ってほど体感している。よもや彼がその時の様子を、俺がその後何度も反復していようとは思っていないだろうが・・・俺だって忘れらんねーんだよ、ぬくもりが。未だにニヤニやする。あんなことされるなんてことは、今後もないと思ってる。俺はね。
その後はセリフの往来だ。主に抱いて抱かれてくだりのセリフの往来 笑。何やってんだオレ。
そして、あのセリフの往来中に、なんで「ムカツクムカツクムカツク~!」って入れられなかったんだと後悔。舞い上がってたんだな・・・所詮好きって事らしい・・・甘いな、俺も弟に。
あとは2人組になって、5人組になって、こと切れた(コラ)ので寝たなと思ってこちらも寝た。
・・・・・3時かよ!!!
あっちは翌日オフだったかもしんないけど、こっちは本番だってーの!!いいけど。余裕ぶっこいてたけど。
明けての仕事は眠かった・・・(激反省)
これが電話だったらどうなっていたのだろうと思うと、怖い。その切り返しに顔見えない状態で、冗談交じりに切り返せるだろうか。気が無いわけではないのだから、戸惑うにきまっている。悔しいけれど、好きだからわざわざ先週末ぶっ飛んで行ったのだ。
事細かに性格を分析して、好みを嗅ぎ分けて、調査して、アナタの欲しているプレゼントを貢げるようなタイプじゃない。それは俺のすることでもないってわかってる。だから、今の関係に持って行った。その方が絶対に楽しい関係だってわかってたから。求めないって、自分の中で決めたんじゃないか。
それでも、どこかで兄さまとのことを思うと、こんな遊びみたいな構われ方でもありかもしれんと思う俺がいる。
つらいな。
ただ、1つ今回の事で気づいたのは、兄さまは「抱くわ!」と言っても、その後に「それしたら怒られるからアカンな」って歯止めをかけるのだ。リアルでも、文字でも、絶対に。思い人が1人じゃない上にお相手がいながら俺にセクハラまがいの事をしてきたこともあるけれども爆、そこだけはストップを必ずかけるのだ、あの人は。弟はちょっと本気入ってたように読めちゃったもんだから・・・酒入ってたとはいえ、少し怖かったな、というのが本音。わからん。結局はどちらとも、モテるし、遊べるのだと思う。トンデモナイ2人を見守ってるもんだな、俺も。これは一生幸せにならないな。つらたん。
翌日もフツーに電話がかかってきて、仕事の件を繰り返すので、笑顔で同じ文言返したった!!(゚Д゚)
俺の周りには、こういう人が本当に多い・・・前に言うたやん!wwみたいなね。
俺が細かいだけなんかもな…情けなー。
こうして、たまに、ドキドキさせられるから困る。そうして、ちょっとした優越感に浸ってしまう、自分は嫌いだ。
でも、そんなこともひっくるめて、この感情はあるって事やんな、と思う次第。
まだまだ受難は続きそうだ。